ポスターの異常な種類

私は如何にして心配するのを止めて100日間で7種類ものポスターを貼ったか

つい先日参議院選挙が終わり、少し余裕が出来たので今日からブログを本格更新させていこうと思う。当面は水曜日と日曜日の週2回更新とし、今回の参議院選挙のことや、今までの政治活動で出会ったもの、感じたこと等をコンテンツとして提供していく予定だ。

さて記念すべき定期更新第一回目は私がこれまでに取り扱ってきたポスターという非常にニッチな話をしたいと思う。というのも、このポスターについて私が感じたことが最終的に現行の選挙制度について大きな疑問を抱く出発点となったからだ。なので今回含め3回を連載とし、私が抱いた“大きな疑問”まで繋げていきたい。

表題にある通り、私が政治活動を始めた3/28から今日(執筆時7/11)に至る100日あまりで7種類のポスターを街角に貼って回った訳だが、まずはこれらを分類していこう。

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まずはA)尾立・蓮舫、B)尾立・森村の2枚のポスターだ。これらは俗に2連ポスターと呼ばれ、掲載されている政治家のうち少なくとも1人が選挙の候補者届を出すまでは貼り続けることが出来る。2人の顔写真部分の扱いに大きさや形状で差を作ってはならず、かつ政党名等の部分と合わせて3つのパーツの面積が等分されている必要がある。また進化型として3連ポスター、4連ポスターというのも存在する。

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次に示すのはC)流し込みポスターαとD)流し込みポスターβ(写真D右端)だ。2連ポスターが普段からせっせと街中に貼っていくポスターだとしたら、流し込みポスターは選挙直前に2連ポスターを剥がした跡地に流し込むようにして貼っていくポスターだ。政党名や党首の顔写真、キャッチコピー等で構成される。これは選挙期間(公示日から投開票日まで)以外の期間に貼り出すことが可能で、かつ選挙期間内も貼った状態を維持しておくことが可能だ。

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3番手は皆さんお馴染みのE)本番ポスターαとF)本番ポスターβだ。これは選挙期間の開始と共に公営掲示板に貼り出すことが可能なもので、期間中であれば何回でも貼り替え可能、かつ定められた上限額以内において公費による助成がある。

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最後を飾るのはG)証紙付きポスターαとH)証紙付きポスターβだ。8種類目が出てきてしまったが、実際にはD)流し込みポスターβは貼っていないのでご寛恕願いたい。これは選挙期間中に選挙管理委員会に願い出て、既定の枚数の証紙を受け取り、それをポスターに貼ることによって完成するポスターだ。よって選挙期間中に自由に貼れる代わりに証紙配布枚数の上限を超えて貼ることは出来ない。

お気づきの通り、公示前と公示後では貼れるポスターの種類が違うのに加え、公示後については規制と助成が存在する。このことからは選挙期間中の行動に制限をかけ、その中で公費助成を行うことで機会格差を少しでも縮めようとする公職選挙法の意思が読み取れる。しかし、その一方で選挙期間以外における政治活動の自由との兼ね合いから、ポスターの種類増大を招いており、逆にコストや技術的な面での立候補に対する障壁となっている事実も指摘しておきたい。次の回ではポスター以外の公示前と公示後で変わってくる活動について述べよう。

P.S.幻の8種類目のポスター(D)、“まずは”2/3を“とらせない”ことって流石に後ろ向きすぎやしませんか?ということで基本2種100枚ずつだったものをC)を追加で100枚発注して第9区総支部としてはC)200枚を貼り出すことにしたのだ。これには更に後日談があり、大阪府連全体でD)を使わないことが決定され、300枚全部がC)で届き、予定外の100枚を貼るのに奔走したというおちがつく。